10/11/14(sun)
かまくら海子屋「海でつながる兄弟達」報告
オバマ大統領がMiddlesの前を二度も!通過したその日の夜、とうとう記念すべき「かまくら海子屋」の第一回が開催されました。
かまくら海子屋は鎌倉で海の視点で環太平洋の歴史を振り返り自分たちがどこからきてどこへいくのかその歴史を紐解いて未来に つなげようというもの。前回春に久高オデッセイ上映のとき、監督から「鎌倉で海から見た歴史を振り返りをしてみよう!」 と言われ、そのときも今もMiddlesのテーマは環太平洋のつながりだったということもあって「やりましょう!」となり、監督をMiddlesに つなげてくれたSUGEE&Ackyと共にやることになったわけでございます。

今回はそんな「かまくら海子屋」の初回。久高オデッセイ上映会から引き続いての参加者も多くて海子屋の舞台となった古民家は アットホームな雰囲気に包まれてました。まずは前回同様SUGEEの場開きの唄から始まり、監督の映画「風の島」の上映へ。
風の島は沖縄の新城島に伝わる伝説の焼物パナリ焼を現代に復活させる陶芸家のドキュメンタリー。パナリ焼は島の貝等さまざまなものが 混入した独特の土を使って練り上げられ野焼されるダイナミックな古代から伝わる焼物。そこにある自然の条件とうまく折り合いを つけて自然と共存してきた先人の知恵を今に蘇らせようとする挑戦する陶芸家。彼は情報の少ないその焼物を島にある自然の中にその方法を 探しながら再生していきます。その再生へのプロセスはまるで自然に問いかけ答えを聞きながら行っているようで、まさに自然との共生 そのもののような感じ。そこにある自然から生まれたのだからそこでしかできない理由がそこにある。彼はそこに対峙して先人に 近付いてみようとチャレンジしていました。

そして上映後はそのまま監督の海子屋トークへ。鎌倉は日本最古の人工貿易港“和賀江島”のあるところ。だからこそ鎌倉から海の発信を! というお話そして久高島の話しから始まり、途中には久高オデッセイの2作目にあたる「久高オデッセイ生章」 の映像をはさみながら話しはすすみます。その中で段取りや手順ではない神聖なものへの思いがしっかりと受け継がれ継承されていくこと 大切という話しが心に残りました。

話は日本、沖縄、中国、インドネシアの年表を比較しながら黒潮に乗って進みます。現インドネシアにあったマジャパヒト王国、その近くに あるマラッカ海峡で交わる文化の話し、それが沖縄の燻製技術につながる話し・・・・。陸よりも海でつながってきた歴史が次第に目の前に 現れてくる感じ。

陸には政治的な線が多すぎて混乱します。でも海の上は陸のような線はありません。昔から海はたくさんの命をはぐくむだけでなく、 大陸をつなげる役目をしてきたはず。舟のという意味でのカヌーという道具を駆使して世界の大陸をつなげて交流してきた人達。 それによって有形無形さまざまなものが世界に拡散していったのはわかっていますが、自分たちのルーツとしてそれを考えるとまた壮大な ロマンが広がります。自分達はどこから来てどこに行くのか。有史以前のわかりにくい日本の歴史となると海からの話はさらに重要。 監督の話はそんな根なしな自分達に希望の火を灯してくれるようなお話でした。

しかし話が水没した大陸スンダランドに達したあたりであえなくタイムアウト。海子屋はさまざまな講師を迎えてと思っておりますが、大重監督にはまだまだしゃべって いただかないといけないようです。最後に監督が言った「動物達は一生着の身着のまま。だけど美しくて品がある。人間同士も品を高め合わない といかん。きれいな心を持つ者同士は品を高め合う。」という言葉を肝に銘じて次回海子屋の準備にかかりたいと思います。
